チェアスキーの講習会に向けて(指導員・検定員制度)

新年あけましておめでとうございます。

さて、今年 2022年3月には北京でパラリンピックが開催されます。

アルペンスキー座位のクラスで、森井大輝選手や村岡桃佳選手などのチェアスキーヤーのトップアスリートの活躍が期待されています。

チェアスキーでは、アルペンスキーでスピードを極める競技のほかに、滑走技術を磨いて美しく、かっこよく滑る基礎スキーなど、健常者のスキーと同じで、楽しみ方は様々です。

チェアスキーの指導員・検定員制度について

今回は上位団体である日本チェアスキー協会における基礎スキーの検定制度を支える、指導員・検定員制度について紹介します。

日本チェアスキー協会にも、公認バッジテストがあります。5級から1級までチェアスキーの滑走技術のレベルに合わせて、受験することができます。

全日本スキー連盟(SAJ)のそれとは検定種目は異なりますが、スキー動作の着眼点は同等と考えてよいものになります。

従来は、毎年2月末に福島県会津高原たかつえスキー場で開催される日本チェアスキー大会の中で検定会が行われていました。今シーズンは2022年2月末に当クラブチームが初めて主管するチェアスキー検定会(バッジテストを含む講習会)を開催します。

このチェアスキーにおける検定制度を維持するため、日本チェアスキー協会では公認指導員資格・検定員資格制度を設けています。

この資格を取得するためには、日本チェアスキー協会公認バッジテスト1級を有していることはもちろんのこと、雪上で指導員と一緒に行う講習のアシスタントの経験がなくてはなりません。それに加えて、指導員研修会にて、雪上での研修と、座学での研修(チェアスキーに関する知識、チェアスキーを使用するチェアスキーヤーの障害に関する知識、スキー理論等)を受講し、最後に実技試験と筆記試験に合格して、はじめて資格が認定されます。さらに資格の継続には認定後も引き続き、研修を受講することが必須となります。

なお、指導員資格・検定員資格については、チェアスキーヤーのほか、健常者でも受験が可能です。

チェアスキーの検定制度は40年以上の歴史を持ち、チェアスキーヤー・開発者・関わるスタッフなど、日本チェアスキー協会で積み上げられたノウハウが伝承された制度といえるでしょう。

今シーズン、2021年11月に指導員・A級検定員の資格試験があり、協会メンバーでは 指導員資格に金井隆義・A級検定員に田中純二が合格しました。

金井 隆義

「受講生と一緒に学んで、一緒に成長できる指導員を目指して頑張りますのでよろしくお願いします。」

田中 純二

「正しい技術を楽しく、誰もがレベルアップできるようにお手伝いさせていただきます。」

関東チェアスキー協会の有資格者(2022年1月時点)

チェアスキーA級検定員:丸山 靖*、沖川 悦三、國島 みどり、田中 純二*

チェアスキーB級検定員澤井 紀正*

チェアスキー指導員:丸山 靖*、沖川 悦三、國島 みどり、澤井 紀正*、田中 純二*、松井 伸子、大塚 昭博*、金井 隆義*

 *の資格者はチェアスキーヤー

phenixの赤紫色のウェアは日本チェアスキー協会 普及部のチームウェアです

2021年12月24日から26日にかけて長野県 車山SKYPARKスキー場にて日本チェアスキー協会の指導員講習会が開催されました。そこで、雪上での指導の準備し、それに加えて最新のスキー理論等を学びました。

関東チェアスキー協会での講習会では、この資格を持った指導員がチェアスキーの指導にあたります。

そして年末の寒波のおかげでスキー場のコンディションも万全です。

みなさまゲレンデでお会いしましょう。

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